心を一つに求めてみよう

「また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」（19-20節）
人は、何か自分に不都合なことが起こると他者のせいにしてしまいます。例えば子どもが寝坊して、一言、「お母さんどうして起こしてくれなかったの！」。笑い話のような出来事ですが、しかし、他者のせいにする性質は、エデンの園で起きた出来事にも繋がります。人は誰もが、自分が正しいと思うし、それぞれの正義を衝突させてしまう生き物です。この本質を考えた時、「あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして」とは至難の業（わざ）。
それでも、イエス様は心を一つにと語ります。なぜなら、神様は、私たちに対して、自己中心ではなく神様中心に立ち帰ることを求めているから。そして、イエス様こそが十字架の出来事によって、私たちが真にゆるし合い、心を一つとする群れとなるように導いてくださるから。私たちは、共に十字架のもとに集められ、主イエスの言葉を心に刻み、平和に歩む者とされています。