(続)ルーテル、夏の命のパン祭り
2024年8月11日聖霊降臨後第12主日(緑)
(ヨハネ6章35、41-51節)
聖書には神様が、神様を信じる人々の命を救い、養ってきた物語が数多く記されます。「マナの奇跡」として知られる天からパンが降った出来事も、実は、聖書の物語です。そしてそれは、食べ物としての「糧」であり、生きる力を与える命の「糧」でした。このような神が生きる力を与える奇跡について、イエス・キリストは、神の子として、自らのこととして語りました。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。」
聖書の言葉は、そして、教会が継承する信仰とその営み(礼拝や儀式、伝統など)は、人の思いを超えて私たちの生きる力となります。人生には、「なぜ?」「どうして?」と思うことが沢山ありますが、聖書と教会の営みは、その疑問に丁寧に向き合います。そして、時にふさわしく、ひとつひとつの疑問に道しるべを示していきます。それが、私たちの生きる力になっていきます。