良き知らせを喜ぶ。それ、大事な力。

良き知らせを喜ぶ。それ、大事な力。

2024年7月14日聖霊降臨後第8主日(緑)
(マルコ6章14-29節)

良い知らせを受け取って嬉しいと感じる。そのためには、共感する力が必要です。それでは、神様からの良き知らせを受け取るために必要なことは何でしょうか?
今日の聖書の日課の箇所には、ヘロデという当時の支配者が、神様の言葉を取り次ぐ洗礼者ヨハネの命を奪ってしまったということが書かれています。しかも、ヨハネには何の落ち度もありませんでした。とても悲しい物語です。屈辱的な死を強いられた正しい聖なる人ヨハネ。その死はまるで、沈黙を強いられる神の言葉の様相です。しかし聖書は、この後で起こるイエス様の奇跡のわざを通して、そして十字架の死と復活を通して、神の言葉は沈黙しないのだと語ります。
私たちは、誰だって失敗するし、弱さがあるし、衰えていきます。完全なる存在である神様の前では、皆、欠けのある者です。だから、神様に共感するためには大きな壁があるのです。でも神様は、私たちが良き知らせを受け取ることができるように、私たちにイエス様を送ってくださいました。イエス様によって、私たちは神様からの良き知らせを受け取ることができる者とされたのです。

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