思い出のぶどうの匂い 2025.01.24 思い出のぶどうの匂い 2025年1月19日顕現後第2主日(緑)(ヨハネ2章1-11節) 匂いの記憶は、思考を超えて、私たちの体に直接働きかけます。雨の匂い、風の匂い、おひさまの匂い。それは、この世界が創られた時から変わらない、神さまの匂いなのでしょう。聖書には、ぶどうの匂いも登場します。それは、天の恵みを祝う収穫を、預言者の言葉を、イエス・キリストのたとえ話を、そして、主イエスの食卓を思い起こさせることでしょう。 ある時、イエス・キリストは、結婚式の最中に水をぶどう酒に変えるという奇跡を起こしました。それは、誰もが驚き、信じられないような奇跡でした。しかし、イエス・キリストは神さまの栄光を現すために、その奇跡を成し遂げました。 神の子イエスは、私たちの思いを聞いて、痛みを知って、そして私たちの思いを超えて、神の栄光を現してくださります。それはぶどうの甘い匂いで思い出すような、希望に満ちた記憶となることでしょう。 「終わりの日って、考えたことありますか?」 前の記事 聖書朗読を極めると… 次の記事